幼児期から英語を学ぶべきか
- けん先生
- 2020年11月23日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年4月23日
英語は難しい。
そんな風に思っている人も多いようだけど、そんなことはないと私は思っている。
なぜなら、子どもたちはいつも楽しそうに英語のレッスンを受けていて、子どもたちなりに理解を進めているからだ。
もちろん日本語とは大きく違うけれど、言語であるかぎり、ずっと使っていけばそれなりに慣れてくる。
日本人は基本的にみんな日本語を喋れる。
アメリカ人は基本的に英語を喋れる。
頭が良いとか、悪いとかは無関係で、その言語の中でどのくらいの時間、生活をしているか?ということがとても大事なのだ。
「幼児期に英語を学ぶべきか。」
これはこの業界の中でも度々議論されることだ。
私は英語を話せるけど、本格的に勉強を始めたのは大学生になってから。
それでも、ネイティブの人たちと普通に話せるようになるまでには相当時間がかかった。
日本人が英語をある程度理解するまでに2500時間程度必要だといわれている。
1日1時間、毎日英語に触れても8年くらいかかる計算だ。
中学・高校・大学と進学して英語を勉強すれば2500時間程度は英語に触れているはずなのに、英語を話せない人が多いのが現状で、その原因は、「勉強としての英語」として時間を使っていて、「コミュニケーションとしての英語」ではないことが大きいと思う。
この2500時間は「コミュニケーションとしての英語に触れる時間」と解釈した方が良さそうだ。(もちろん読む・書くも含めて)
そうすると、中学校・高校では受験のために英語を勉強する子がほとんどになってしまって、コミュニケーションとして英語を使う機会が減ってしまう。
そうなるとこの2500時間はいつ使うのか?
ここが英会話教室として行っていることで、「幼児・小学生」で英語を楽しみながら学ぶ。ということで消化すべきだと思う。
英語は本気になれば大人でも習得できるけれど、2500時間以上の時間を割いて努力し続けられるか?となると、かなり難しい。
だからこそ、幼児・小学生から少しずつ英語に触れていくことが大切なのだ。
幼児から英会話教室に通ってくれている子は、幼児の頃にはあまり際立った成果が見られないと感じる方も多いかもしれない。
しかし小学生になって、文字の読み書きや複雑な会話を学んでいく過程で、小学生から英語を学び出した子と比べると、かなり成長が早い。
幼児の時にアルファベットに触れる・簡単な会話を理解したり返答できたりとリスニングや文字の読み書きの基礎を身につけているからだ。
幼児の頃から日常的に英語に触れている子どもたちの方が負担(抵抗)が少なく、楽しみながら少しずつ難しいことを学んでいけるのだ。
「幼児から英語を学ぶべきか」
この問いに対して、私個人的には大きくYES! だ。
「英語が勉強に変わる前」に楽しく英語に触れる子どもたちがもっと増えてくれると私も嬉しい。
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